【レッスン8】幸運を呼ぶ仕組み
今日も一日一運レッスンにお越しいただきありがとうございます。
ちょっと気疲れした時に
「なんかゆっくりできるところ、ないかな」と思う時、あなたはどこに行きますか?
眺めの良い高台に行って、街を見下ろしたいな、という人。
海を見に行って、砂浜に腰を下ろし風を感じていたいな、という人。
滝の近くに行って、水しぶきを見つめながら浄化されたいな、という人。
美術館で静寂のなか、作品をこころゆくまで鑑賞したいな、という人。
ほかにも、あなた好みの場所があるかもしれませんね。
私はというと、思い立ったらすぐに行けて、気持ちがスッキリする場所は、ホテルのロビーです。
ソファーにゆったり腰かけて季節の生花が大きな花器にいけてあるのを見たり、行きかう人の様子を眺めたり。
それからラウンジでコーヒーをいただいて、手土産にホテルメイドのスイーツを買って帰る…。
もしかしたら、私と同じように、ホテルのロビーで気持ちを切り替えるよ、という人もいるのではないでしょうか。
高級ホテルのロビーはなぜ落ち着くの
さて、高級ホテルのロビーはなぜ落ち着くのでしょうか。
インテリアや置いてあるものが洗練されているから?それとも、そういう居心地のよい設計だから?
もちろん、それもあります。
ですが、どうでしょう。
ラグジュアリーな空間は、意外と「モノ」は、たくさんは置いていないのです。
実はその広々とした空間こそ、私たちの気持ちをゆったりさせてくれる大きな要素のひとつ。
どんなに高価な調度品で揃えられていても、空間が半分以下だったらどうでしょう。
とたんに息苦しさを感じてしまうかもしれません。
あなたも高級ホテルに泊まって「ああ、自分の部屋もこうだったらな」と思った経験が一度はあるのではないでしょうか。
それは、部屋の広さに対して、何も置かない余白の部分が多いから、かもしれないのです。
家が広いかどうかの問題ではないのです
私は恥ずかしながら、片付けが苦手で、いわゆる汚部屋の住人でした。
それが子どもが出来て少しずつ整理するように努力して、一見片付いている家に見えるようになりました。
が、しかし。
それは表面上で、押し入れや収納を開けると、「こんなたくさんの道具や服をいつ使うの?」と思うほどの荷物で溢れていました。
それが、今の家に引っ越すことになった2年前。
2トントラック1台分の荷物を処分し、また、引っ越した後もいらないものをどんどん手放して、今はようやく「シンプルな生活」を送れるほどになりました。
そして先日、お客様が訪問されて
「先生の家は、すごくモノが少なくてスッキリしてますね」と、しみじみ。
それから「家は何部屋あるんですか?」と聞かれました。
実は我が家は賃貸で、3DK。そんなに広い造りでもありません。
そう話すと
「え、もっと広く見えます」と驚かれていました。
私の家にはそれほど荷物が少ないです。
そして、居室内の何もない部分が多いと、部屋は格段に広く見えるのでしょうね。
空間の余白は心の余裕
今年になってすぐ「開運コラボ講座」を開催したのですが、その時に「片付けと掃除で開運」の講話があったのですよ。
その講話を担当された遠矢貴子先生が「床面積の割合は収入に比例する」という話をされたのですね。
それを聞いて、なるほどなと。
床にはモノをなるべく置かない。床がたくさん見えれば見えるほど、収入が入ってくる。というお話でした。
そこでその後、私は「運がいい人」「お金持ちの人」に会うたびに「お宅の家は掃除や片付けにどのようなことを気を付けていますか?」と聞きました。
すると、やはり
◎トイレをきれいにする
◎必要のないものを置かない
◎床面積を広げる
という答えは、必ず返ってきました。
そこで確信しました。
やはり、運のいい人は「余白を意識している」のです。
今日の「一日ひとつ」は……
眺めの良い高台や海、滝や美術館。
それらも、日常とは違う、スケールの大きな『空間』がありますね。
空間の余白は、こころの余裕そのものです。
あなたがいま、こころに余裕がなくて焦っているのなら、家の不要なものを徹底的に洗い出し、余白を増やしてはいかがでしょう。
そう、シンプルに。
何も置かないスペースを増やす。
そうやって気をつけて家の中を注意してみると、どうですか?意外と「これ、何のためにここにあるの?」ってものが、あるかもしれません。
あなたが「これなに?」「どうしてここに?」「これいる?」と、自分に質問を投げかけることも、実はとても大切な過程のひとつなんですよ。
こんなふうに、ささやかなことが、人生を変える一歩になるはずです。
それでは、今日はこのへんで。
あなたの人生が豊かで幸せなものでありますよう、お祈り申し上げます。
ふだもとみほ