【レッスン6】やることが多すぎ、終わらない…ですか?
今日も一日一運レッスンにお越しいただきありがとうございます。
やるべきことが、終わらないこともある
昨夜はブログの更新をあきらめ、早々と寝てしまいました。
以前の私なら「どんなことがあっても、やるべきことをしないで寝ることはできない」と思っていました。
マジメというよりは、意固地に近い感じでしたね。やることをしないでおくことは、自分との約束を破るような気がして、そんな人間になるのが許せなかったのです。
ですが、年齢を重ねていくうちに『できない時もある』『今日やらなくても困らないのなら、明日に送ってもいい』と、思考をスリムにできるようにったのです。
そのことで、どんなよいことがあったか。
ひとつめに、睡眠時間をきちんと確保できるようになりました。
無理をしてどんなに夜遅くまで起きていても、起きる時間は変わりませんから、疲れがとれないまま一日が始まります。
そうすると、どうなるか。
頭がボーっとしたまま、午前中を過ごすことが多かったですね。
作業効率が非常に悪い。なので、結局は、前日に「やらないで寝る」方が、ずっと能率がよくなるという訳です。
優先順位を決められない
そんな私は、きっと「優先順位が決められない」人なのです。
そして、優先順位を決めたとしてもその通りに行動できない。あちらこちらに気が散ってしまうタイプ。よく言えば直感型。
なので、優先順位を決めて計画通りにきちんと行動できる人には、今日の私のコラムはあまりピンとこないかもしれませんね。
その反対に、私のように、その時その時にピンときたことを、片っ端から試したい人には、「うんうん。わかるわかる」と、理解していただけるかもしれません。
これほどでに私のようなタイプには、優先順位を決めるということは、非常にハードルが高いのです。(そしてそれは、もって生まれた性質でもあるのです)
小学生の頃から(いや、もっと以前からかもしれません)、段取りとか準備の大切さをとくとくと教えられてきたのに、いまだ分からない私。
そんな私がたどり着いた、段取りの方法。
それは……。
やるべきことの優先順位ではなく、やらないことをまず決める。ということ。
減らすとこころがラクになる
私にとっては「やってもやっても、やることが減らない現象」自体が苦手で、「やるべきこと」が常にある状況にあることがストレスになっていました。
ひとつが終わっても、また目の前にひとつ山が現れる…。そんなことを繰り返していると、いったい何が自分にとって必要なのか、そうじゃないのか。感覚がマヒするのです。
もちろん、そうじゃない人もたくさんいるでしょう。
出来ないことが理解できない人も、いっぱいいることでしょう。
私の場合は、両親や家族は全員、計画的にきちんと行動できるタイプだったので、私の「できないことによる苦労」を理解してもらえませんでした。
そんな私が大人になって(しかもここ数年の間に)、自分で決めて実行して、ものすごくラクになったこと。
それがこれでした。
そもそも『やるべきこと』の数を減らそう。
本当に大事なものだけでいい
ひとまず、やりたいことを書き出します。
その後、その中から、今日はしなくてもいいことをリストアップします。
そして、今日中にやらないといけないことをリストアップします。これは、締切があるものなどです。
それから、今日中にやらなくてもいいけど、近いうちにやっておくべきことを書き出します。
しなくてもいいことが明確になることで、心の荷物が降りた気がするんですよね。
ここで重要なのは「しなくてもいいよ」と、自分で自分に許可を出すということ。
しなくてもいい。でもしてもいい。
どっちでもいいよ。
白か黒かハッキリさせずに、グレーを生活に取り入れることで、気持ちがラクになるのですね。
ここで大事なのは
「する」と「しない」の中間、「どっちでもいい」を設けること。
今日の「一日ひとつ」は……
さて、気持ちの上では「どっちでもいいよ」と自分を許すけれども、それだけでは行動に締まりがなくなる可能性があります。
そのために、行動では「大事なものを選択する」クセをつけましょう。
自分を甘やかしてもいいけど、歯止めがきかなくなるのは、社会人として困りますからね。
そこで今日の「一日ひとつ」はこれ。
冷蔵庫の不用品を処分する。
片付けやモノを捨てるのが得意な人は、常日頃から冷蔵庫の中も整理されていることでしょうが、冷蔵庫の中って、割と何でも詰め込んでしまいがち。
気が付いたら、要らないものが入ってる…ということも、あるのではないでしょうか。
それだけ冷蔵庫には、いろんなものがインプットされがちなんですよね。
あなたはいま、自宅の冷蔵庫に何がどれだけ入っているのか、ちゃんと把握していますか?
特に、私のように、物事の優先順位をつけるのが苦手な人は、わりと簡単に整理整頓ができる冷蔵庫の中から、モノを減らしましょう。
本当に必要なものだけが揃った冷蔵庫は、きっとスッキリ整理された思考と同じようになることでしょう。
こんなふうに、ささやかなことが、人生を変える一歩になるはずです。
それでは、今日はこのへんで。
あなたの人生が豊かで幸せなものでありますよう、お祈り申し上げます。
ふだもとみほ